喫煙は、動脈硬化の危険因子のひとつといわれています。その理由が、フリーラジカルというものにあります。
フリーラジカルとは、反応性の非常に高い分子のことをいいます。身近なところでは、活性酸素と呼ばれるものがあります。活性酸素は、決定的に因果関係がはっきりしたことはありませんが、がんや多くの生活習慣病の原因となり得るもののようです。タバコは、このフリーラジカルを発生させ、動脈硬化などを引き起こす危険性を高めます。
では、動脈硬化になると、具体的にどのような症状に悩まされえるのでしょうか。動脈硬化は動脈がかたまり、血が流れにくくなった状態で引き起こされる、様々な症状全体を指しています。
軽い症状ではめまいやのぼせ、手足のしびれがあり、症状が重くなると心臓に痛みを感じたり、歩けなくなることもあります。また、脳の動脈硬化が起こると、脳梗塞や脳血栓などの死に至る病気を引き起こすこともあります。
アメリカで行なわれた調査によると、喫煙者は非喫煙者と比べて動脈硬化がおよそ50%進行しており、過去に喫煙していた者も非喫煙者に比べると25%の進行が見られたそうです。タバコの煙が体内でフリーラジカルを発生させ、動脈硬化を引き起こしやすくしているのです。
この後に行なわれた研究では、受動喫煙をした人も非受動喫煙者より20%高い割合で動脈硬化が進行していることが分かりました。
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