喫煙と呼吸器系疾患(肺がんなど)

喫煙は、肺や気管支の機能を低下させ、呼吸器系疾患への抵抗力を下げてしまいます。

喫煙者がかかりやすい、代表的な呼吸器疾患に肺がんがあります。喫煙者は非喫煙者に比べて、およそ4倍程度肺がんにかかりやすいそうです。これは、能動喫煙の場合だけでなく、受動喫煙の場合もほぼ同じ数字となっています。

能動喫煙の喫煙者の場合は、吸っている年数が長ければ長いほど肺がんのリスクが高くなります。肺がんは日本での死亡率が60%となっており、死に至る可能性もけして少なくない病気です。その肺がんになるかならないかは、大気汚染や職業上の問題より、タバコにかかっていると言っても過言ではないかもしれません。

では、一度タバコを吸ってしまった人は、肺がんのリスクが高いままなのでしょうか。いいえ、違います。かつて喫煙していた人でも禁煙を行なうことで、肺がんのリスクを非喫煙者と同じくらいまで下げることが出来ます。

タバコを10年間吸わないでいると、非喫煙者の肺がんリスクの1.8倍、20年間禁煙し続けると非喫煙者の肺がんリスクと同じくらいになるのです。

ということは、今たとえ喫煙していたとしても、今から禁煙すれば今後肺がんにかかるリスクは徐々に減っていくということです。これは肺がんだけでなく、他の呼吸器系疾患にも言えます。禁煙をしたところ風邪を引きにくくなった、気管支喘息のような咳が止まったなどの話もあります。

禁煙をするのに、遅いということはないのです。


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