受動喫煙について

近年、公共の場での喫煙が避けられる背景のひとつに、「受動喫煙」があります。

受動喫煙とは、他の人が吸った煙草の煙を吸うことです。タバコを吸うか吸わないかは本人の意思によるものですが、受動喫煙は、近くでタバコを吸っている人がいると自動的にタバコを吸わされることになります。

そして、受動喫煙が非常に問題があることがわかってきました。

タバコの煙は「主流煙」と「副流煙」という、2種類の煙に分けられています。主流煙は、タバコを吸っている人自身が吸い込む煙、副流煙は、タバコを吸わない人が受動喫煙で吸い込む煙のことです。この、受動喫煙の際に吸い込む副流煙に含まれる有害物質の濃度が、主流煙に含まれる有害物質の濃度よりも高いことが分かりました。

主流煙は、タバコの中でも温度の高い部分で生まれます。そしてタバコのフィルターなどを通って、吸った人の体内に入っていきます。しかし、副流煙はタバコの中の温度の低い部分で生まれ、有害物質の濃度も高いのです。例えば、ナフチルアミンという発がん物質の副流煙の含有量は、主流煙の含有量のおよそ39倍となっています。

喫煙室などの近くを通ったときに、タバコから出ている煙で目が痛んだことのある人も少なくないのではないでしょうか。これは、副流煙に多くの刺激物質が含まれているためにおこります。

このように、受動喫煙はタバコを吸っていない人の健康を脅かしてしまうという、大きな問題をはらんでいます。


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