ここでは、タバコと禁煙運動の歴史、そして現在の禁煙運動を見ていきます。
世界で最初にタバコに対して警鐘を鳴らしたのは、イギリスのジェームズ1世です。彼はタバコを「肺に危険な風習」、そしてタバコの煙を「地獄から立ち上る業火の煙」と表現しました。しかしジェームズ1世は、禁煙の推奨ではなく、タバコの関税を引き上げるという形で禁煙運動を行ないました。
ロシアでも17世紀中ごろ、タバコが禁止され、違反者は鼻を切り裂かれるという法律が施行されましたが、それでも喫煙をする人は数多くいたようです。
ペルシャやインドでも禁煙政策が行なわれましたが、タバコにふくまれるニコチンの強い依存性からか、禁煙政策が成功したことは歴史上ないのではないかといわれてもいます。
日本でも1609年に、タバコの禁令が出されました。しかし、海外と同様に禁煙が難しいことがわかり、国家はタバコを国の産業の一部として利用し始めます。
現在でもタバコは独占販売の形態をとっており、戦前と戦後では、株式会社か否かという違いしかありません。日本ではタバコ税が国家収入の重要なもののひとつであるため、長年禁煙運動が思うように進まなかったといわれています。
一方、アメリカやイギリスなど欧米諸国では、禁煙の取り組みが早くから行なわれていました。1950年頃から徐々に禁煙政策が進められ、現在ではイギリスの喫煙率は30%以下のようです。
日本もスタートダッシュは出遅れましたが、現在では積極的に禁煙運動を行なっています。
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